呉に行ってきました。いや…まあ、何のことはない、要は鎮守府巡りですよ。(笑)
朝一の新幹線に飛び乗り、一路広島へ。広島からはJR呉線に乗り換え、40分掛けて呉駅に到着。
初日は「大和ミュージアム」と「てつのくじら館」の見学です。
呉駅から連絡通路を渡り、大和ミュージアムへ行く途中、陸地にドンと置いてある潜水艦(てつのくじら館)を見て驚く。で、でかい。(汗)
「大和ミュージアム」に入る前、屋外に展示してある戦艦陸奥の主錨や主砲(41センチ砲の砲身)を見たのですが、とにもかくにも、その大きさに驚く。特に主砲の迫力には圧倒されます。こんなのがブッ放されるところは想像すらつかないスケールです。
屋外展示を堪能した後、早速「大和ミュージアム」の中へ。現在、大和ミュージアムは企画展が併設されており、そちらでは艦橋の一部が再現されていて、主砲の発射シーケンスが再現されておりました。これも必見だと思います。
内部の展示物の中では、1/10大和の模型も凄い迫力ですが、技術者の端くれとしては、図面などの資料もとても興味深かったです。特攻兵器「回天」のあたりは、特攻隊員となった方の実声による遺言が流されており、涙なくして見られません。
3Fにある「大和シアター」では生産技術が説明されていて、一技術者としては興味深い内容でした。また、4Fのテラスからは呉の港が一望できるので、ここからの眺めもお勧めです。天気が良ければ、屋外の大和波止場も眺めがよく、また足元のタイルで大和の大きさが表現されているので、歩き回ってみると、大和の巨大さが感じられて面白いと思います。
その後は「てつのくじら館」へ移動。ここでは本物の潜水艦の内部を一部見学する事が出来るのですが、これがまた面白かったです。
とにかく潜水艦内は狭いという事が分かります。唯一の個室である艦長室ですら狭く、乗り組む方の苦労が実感できます。その反面、食事が非常に普通のものだったのが意外でした。
と、ここまでで一日目は終わり、投宿。「コンフォートホテル呉」に泊まったのですが、早期予約なら宿代も安く、朝食無料やウェルカムドリンクなどサービスも良かったので、個人で泊まるには十分すぎる宿でした。しかし、この夜、途中で購入した「終物語(下)」を読み始めてしまい、すっかり夜更かし状態に。あ…明日が辛そうだ。(汗)
次の日は海上自衛隊の艦船一般公開へ。「くれたん」と呼ばれるループバスに乗って、いざ会場へ向かいます。この頃は天気が良く、日も当たって暖かかったのだけど、まさかあんな事になろうとは…。
この日の初回である10:00からの公開に参加したのですが、結構な人数が集まっていました。基地の中に入ると、港に停泊しているいろいろな艦船が近場で見られるので、写真を撮りまくりです。(笑)
途中、空母っぽい船が見えたので、よくよく確認してみると、「護衛艦いせ」さんじゃないですか!
遠めにしか見えなかったけれど、その巨大さとカッコよさは別格でした。いつか、見てみたい船ですね。そして、今回見る事が出来たのは「掃海母艦ぶんご」。百聞は一見にしかずとは言いますが、まさにその通りで、とにかくその大きさと機能美のカッコよさに惚れました。
見学が終わる頃から、大雨+強風となり、大変な事に。傘を持っていたものの、風のために役に立たず、ほうほうの体でバスに乗り込み、総監部前へ移動。
ここからは、呉地方総監部の一般公開に参加です。この頃には雨が上がってきたので、助かりました。案内の自衛官の方は、全身濡れているはずなのにとてもフレンドリーに説明して頂けました。(今回案内が始めてだったのだとか)
呉地方総監部は、旧呉鎮守府の建物。とても趣のある建物で、ちょうど桜の舞い散る季節でとても風情がありました。(上の写真は旧呉鎮守府の建物)
そこからは歩いて、呉駅周辺まで移動。そのまま帰っても良かったのですが、せっかくなので、呉中央桟橋ターミナルビルにある「椿庵」にて「鯛釜飯」を頂く。20分掛かるものの、炊きたてを出してくれるので、おいしかったです。さらに加えて、運試しとばかりに、途中にある「ゆめタウン呉」の 3F にあるホビーショップ(ここの品揃えはかなり頑張ってますよ)で「艦これモデル」を一つ購入。(中身はシークレットの矢矧でした。当たり?)
割と弾丸旅行っぽかったものの、非常に濃密な二日間を過ごさせて貰いました。次は、横須賀鎮守府にでも行ってみるかな?