[日々の記憶]

舞鶴鎮守府訪問 / 2014-10-18 (土)

赤れんがパーク

旧鎮守府訪問で最後のひとつだった舞鶴に行ってきました。

早朝、まずは新幹線で京都まで移動し、そこから「特急まいづる」に乗り換えて、一路西舞鶴へ向かいます。京都駅の新幹線ホームから、30番線って、結構遠いんだなぁ…。途中、濃霧に包まれつつも、揺られる事1時間半ほどで、西舞鶴駅へ到着。
舞鶴市内を周遊する「舞鶴周遊観光ループバス」を使い倒すつもりだったので、一日券代わりになる「舞鶴かまぼこ手形」をゲットするべく、駅前のバス案内所を目指す。
実のところ、駅を出た時からかなり気になっていたのだけど、土曜の昼間なのに、とにかく駅の周りに人がいない(汗)。バス案内所もかなり閑散としていて、大丈夫なのかと思いながらも、1000円で手形は無事ゲット。首から下げられるように、紐が付いてるんですね。
周遊バスが回ってくる時間になっても、バス停の周りには自分しかいないという状態のまま、11時発のバスに乗り、自分一人しか乗っていないバスで最初の目的地である「舞鶴港とれとれセンター」へ。

駅前とは一転、とれとれセンターはとても賑わっていました。中のお店には、とにかくたくさんの海鮮ものが並んでいて、目移りしてしまいます。ひとまず、1500円の海鮮セットを頼んで、焼いてもらう事に。混んでいたせいか、少し時間はかかりましたが、焼き立ての海鮮物が目の前に運ばれてきました。
いや、どれもこれもホント旨いです。つぶ貝、ホタテ、焼き牡蠣、海老、堪能させてもらいましたー。他にも、大振りの甘海老とか並んでいて、食べたかったのですが、一盛り1000円分を一人で食べるのは無理そうなので、今回は見送りです。その代わりに、簡単に食べられる「いか玉」という串(小さなイカにうずらの卵を入れて串に刺したもの)を食べたのですが、これもウマイ。このままだと、あと一時間くらいは食べていられそうでしたが、次があるので、再度ループバスに乗って、次は「赤れんが博物館」へ向かいます。そういえば、今回もバスには自分だけで、運転手さんも同じ人でした。(笑)

赤れんが博物館へ到着。今日は「赤れんがフェスタ」というイベントがあるという事で、博物館は無料開放されており、博物館の前では石窯焼きピザなどが販売されてました。かなり気になったのだけど、割と行列になっていて、時間がかかりそうだったので、泣く泣く諦めて、赤れんが博物館を見学。写真撮影は出来ないのですが、れんがの歴史や製法など、いろいろと勉強になりますね。海上保安庁のスタンプラリーも行われていて、すべてのスタンプを集めると、エコバッグとかのグッズを貰う事が出来ました。
その後は、テクテクと歩いて、「舞鶴赤れんがパーク」へ。ここでもいろいろな出店が出ていて、とても賑わっていました。赤れんがの倉庫群を見て歩きつつ、出店で売っていた肉じゃがパンと肉じゃがコロッケをゲット。休憩がてら食べたのですが、とても美味しかったです。舞鶴おでんとかも食べてみたいけど、流石にお腹がいっぱいですね。赤れんが倉庫群はノスタルジックな、かなりいい雰囲気の場所でした。もう少しゆっくり見たいので、明日も来ることにします。

再度、ループバスに飛び乗り(また一人で乗車、同じ運転手さんでした)、今度は「総監部海軍記念館」へ向かいます。総監部の入り口で受付を行った後、奥に進んで、海軍記念館を見学です。割とこじんまりとした展示なのですが、ここでしか見られないものもありますので、一見の価値ありです。
総監部を出た後、周遊バスが来るまで時間があったので、お隣の自衛隊桟橋へ歩いて移動。遠くからしか見られないですが、護衛艦をいくつか見てきました。今日明日は、護衛艦の一般公開がないので、明日予定している「港めぐり遊覧船」で補完する予定です。

まだまだいくぞと、再度ループバスに乗り、本日最後の目的地である「五老ヶ岳公園」へ。今度は自分のほかに数人乗っていました。グイグイと山を登って、五老ヶ岳公園に到着です。天気が晴天という事もありますが、目の前に広がる舞鶴湾を一望できる絶景に最初は声も出ませんでした。かまぼこ手形を持っていると、無料で入れる「五老スカイタワー」にも上りましたが、確かに近畿百景第一位に選ばれる事だけはあります。青い空と青い海、そしてあまたの島々が生み出す眺望は、とにかく最高でした。その余韻に浸りつつ、スカイタワーに併設された「Cafe Teara」にて、絶景を眺めながら、アイスクリームとコーヒーを堪能する。いや、贅沢な時間だなぁ。
舞鶴湾一望

これにて、今日のスケジュールはほぼ完了。ループバスで西舞鶴駅へ戻ります。しかし、ここで大きな罠が。やたらと駅に学生服やセーラー服姿の学生が多いなぁ…と思っていたのですが、何と隣の東舞鶴駅に行く電車が40分後しかない…というか、元々電車の本数が凄く少ないです。どうやら、この大量の学生は電車待ちのようでした。タクシーで移動するという手もありましたが、出来るだけ公共交通機関を使いたかったので、学生がたむろする待合所で時間を潰した後、改札へ向かったのですが、今度はICカードが使えない。ううむ、これが地域格差というものなのか…。東舞鶴までの切符を買って、まるで通学電車と化した電車に乗って、東舞鶴駅へ移動です。
ここでもう日が暮れかけていたので、本日の宿へ向かいます。途中、ちくわパンを売っているパン屋さんエッセンを探したのですが、それらしい建物は賃貸物件になっていました。うーん、潰れてしまったっぽい?

翌19日の朝、宿を出た後、お土産とか売ってないかなぁ…という期待を持ちつつ、「まいづるベイ・プラザ」へ向かう。朝早かったせいか、ほとんど人がいなかったので、6階の展望台へ上る。昨日とは違う視点で、東舞鶴湾が見渡せて、なかなかの展望でした。
それから歩いて、赤れんがフェスタの会場へ向かう。開始の時間直前だったためか、あまり人がいない状態で、今のうちとばかりに赤れんが倉庫の写真を撮りまくる。2階で栗のお菓子とコーヒーで一服してから、少し早いかな?と思いながら、「海軍ゆかりの遊覧船」乗り場へ向かったのだけど、行ってみると既に行列が出来ていました。赤れんがフェスタという事もあり、どうやら参加者が多いようです。それでも運よく、船首側の右側を確保し、出発を待つ。午前の遊覧では、海上自衛官のOBの方が解説をしているらしいのだけど、今日は現役の自衛官の方が頼まれてボランティア参加という事らしいです。22歳と若い方だったのですが、とてもユニークな解説でとても楽しかったです。出発の時間となり、いざ舞鶴湾の遊覧開始。海を見ると、大きな魚が船から逃げるところがよく見えます。やはり魚が多いんですかね。海から眺める護衛艦はなかなかの迫力でありました。現状で最大の大きさを誇る補給艦ましゅうや、二隻のイージス艦、「あたご」と「みょうこう」も見る事が出来ました。
遊覧船から降りた後は、赤れんがフェスタ会場にて、腹ごしらえです。舞鶴おでんを購入して、赤れんが倉庫前の芝生に座り、食べてみたのですが、練り物が圧倒的においしい! いや、ダシもおいしいですが、流石に名産がかまぼこという事もあるのか、練り物の味が最高でした。風情のある建物の前で、のんびりと美味しいものを食べる、最高ですね。

時間が少しあったので、艦これの島風のイラストが描かれていた看板のあった、「旧北吸浄水場配水地」へテクテクと歩いていく事に。右手に護衛艦あたごを見つつ、山を登って、浄水場跡へ。いや、上り坂は予想以上に体力を使いますね。天気が良くて、暖かいので、汗だくになりそうです。到着した浄水場跡では、有志による「タイムトラベルトンネル」なるものが開催されていて、流されるままに見学する事になりました。浄水場が仕切りで区切られた構造になっているとは思いもしなかったので、その浄水場跡の設備をうまく使った展示だと思いましたね。しかし、入り口のスロープが急すぎて、そのまま転びそうになりました。足腰弱ってるといかんですね。配水地を見た後は、企画展に併設されていたカフェにて、コーヒーを購入して、舞鶴湾をのんびり眺める。再度坂を下って帰ろうとしたのですが、途中、運よくシャトルバスの運転手さんに声を掛けられ、シャトルバスに乗って、市役所(赤れんがフェスタ会場ですね)に戻る事が出来ました。

そろそろお土産を買わねば…という事で、「まいづる智恵蔵」にて舞鶴かまぼこをしこたま買い込む(笑)。いや、やっぱり舞鶴での名物といったら、これかな…と。海軍サイダーにも引かれたのですが、ここで飲んだら、お腹を壊しそうだったので、泣く泣く見送り。まあ、サイダーはどこでも飲めるしね…。賑わっているフェスタ会場も名残惜しいものの、会場を後にして、東舞鶴駅へ戻りがてら、「北吸トンネル」を目指します。歩いてみると、赤れんがパークから北吸トンネルは割と近くて、あっという間に東舞鶴駅に戻れてしまいました。特急まいづるまでの時間はまだあるので、駅の反対側にある「らぽーと」というショッピングセンターを見て回る。本屋にて、艦これの新刊「鶴翼の翼3」を見つけたのですが、これは地元でも買えるし、荷物を増やす必要もないかな…と見送り。いや、地味に大量に購入したかまぼこが重かったのです。

特急まいづると新幹線を乗り継ぎ、無事に帰宅。いや、今回も楽しい旅でありました。しかし、今回は「赤れんがフェスタ」に救われた感がありますね。西舞鶴駅での不安を払拭してくれたのも、赤れんがフェスタでした。やっぱり、賑わっている街を巡る方が楽しいですしね。うーん、次回は番外編で「大湊」ですか? でも、遠いんですよね。ふぇりーを使って、のんびり船旅というのなら、アリですかねぇ。